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仕事がデキる男は、家庭と育児も両立デキるか?日本と諸外国の父親の家事・育児参加時間の実態と要望とのギャップ

突然、妻が倒れた。

A君やB君の上司の課長は30代後半。

仕事は営業部の中でもトップクラスの成績をコンスタントに出し、管理職ながらも第一線で活躍するスーパー課長だ。

既婚者で、妻と一人息子と共に郊外の一軒家に住んでいる。

妻は家庭を守る為に専業主婦、家庭の事は全て任せっ切りで、その分仕事に集中し成果を出すタイプの夫だ。

それでも課長の家は円満にいっていた。しかし、病とは突然襲ってくるもので……。

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日本の男性の家事・育児参加時間は諸外国に比べても圧倒的に低い

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これは内閣府男女共同参画局が出しているデータです。

http://www.gender.go.jp/policy/men_danjo/kiso_chishiki2.html

特に欧米に比べると、日本が圧倒的に低い水準という事がわかります。

しかし日本の男性が単に皆家庭を顧みていない訳ではない、という事も調査結果で出てきています。

最新の世論調査では、

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http://survey.gov-online.go.jp/h28/h28-danjo/2-2.html

男性の19.5%が家庭を優先したいと希望し、30.4%が仕事と家庭の両立を希望しています。全てを大切にしたいという回答も合わせると、実に74.1%が家庭も優先したいと考えています。しかし実際は、

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家庭を優先していると回答した男性は17.5%(-2%)、仕事と家庭を両立しているとの回答は21.9%(-8.5%)、全て大切にしているとの回答を合わせて、家庭を大切にしているとの回答は51.5%、理想とのGAPは22.6%です。

 

果たしては家庭と育児と仕事の両立が出来るか?

さて、課長の問題に戻りますが、課長は家族をとても大切に思っています。家族を養うために仕事に専念していたといっても過言ではありません。

課長のような考え方も減少傾向ではありますが、未だに多いというデータも出ています。

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こちらも、内閣府世論調査からの引用です。

未だ4割以上が「夫は外に出て働き、妻は家庭を守る」という考えに賛成しています。

ですので、否定をするわけではなく、このように家庭での役割分担を明確に決めていた家庭に、突如として「妻の病」という問題が巻き起こった場合、一体どういう対策を必要とするのか、今後ブログで展開していきたいと思います。

 

ちなみに、当社ビズリードコンサルティングでは、働く父母を応援しています。

(こっそりと会社のPRをさせて頂きます)

時短社員制度や、在宅勤務制度等、母親に限らず、父親でももちろん対象ですし、評価の減点対象にもなりません。

ずっと、永遠に家族全員が健康であれば、それに勝るものはありませんが、何が起こるか分からないという時にこそ、会社が柔軟に対応できる仕組みがあると、社員が益々安心して働けますね。

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